やっぱり甘くなかった!戦国ヒルクライム in 韮崎・甘利山
真夏の太陽が降り注ぐ中、7月22日/23日に山梨県韮崎市にて、ツール・ド・ニッポン第5戦『戦国ヒルクライム in 韮崎甘利山』が開催されました!
韮崎市は、甲府盆地の北部に位置し、南アルプスの山に三方を囲まれた自然豊かな街です。
市内がニラの群生地だったとか、山岳の合間の形がニラのように細長いからとか、地名の由来は諸説あります。
大会は前日イベント(と受付)、当日レースとイベントが実施されました。
それでは早速大会の様子を写真とともにご紹介します!
受付は前日から 同日イベントもあり!
前日は午後から前日受付をするのと同時に、ステージイベントとして、今中大介さんのコース攻略講座や、地元の食材やブースから提供される商品をめぐって誰でも参加できるじゃんけん大会が催されました。
勾配がスタート直後から「14%もあります!」ということを話しているワンシーン。
甘利山のこのコースは、全国でも「激坂」と言われるほどのコースプロフィールを誇ります。
距離11.7km
獲得標高1138m
平均勾配9.7%
最大勾配13.5%
じゃんけん大会はみんなで商品争奪!
応援用にうちわが配られていました。
同時開催『のれん de BINGO』&『サイクルポイント』
昨年に続き、今年も街中を巡るサイクルスタンプラリー『のれん de BINGO』を実施。今年は更にスタンプを貰いやすく、賞品もゲットしやすく改善されました。
同時に「サイクルポイント」という、ゴールタイムに応じて会場や地域のお店で使える金券がもらえるサービスも開始されました!
マップのポイントでスタンプをゲットすることができます。ゲットしたスタンプのビンゴ数に応じて抽選に参加できます。
最初にゴールした参加者の方は、早速すべてのマスにスタンプを貰って帰ってきていました!
スタンプをもらえるスポットが近いので、実はそこまでハードルも高くなく、家族での参加でも十分に楽しめるイベントでした。
400名が激坂に挑む!
前日の快晴から、当日はちょっと雲がかかった天気。
気温24度。
山頂まで当日の朝に下見に行きましたが、雲の中に入ったり抜けたり、霧のかかったような天気ですが、雨は降っていなく快適な気温!もちろん走り始めたら熱くてしょうがないでしょうけれど、これは記録が出そうな天気でした。
左:今回もゲストの今中大介さんも一緒に走ります!インターマックスが甲府に本社があるということで、事前からコースの視察に行ったり告知をしていただいたりと、今年の大会でもとても協力していただきました。
右:ツール・ド・ニッポンではもはやおなじみの顔、MCの片岡由衣さん。今年も元気に大会を盛り上げていただきました!
朝イチ、受付を済ませた選手はまずは荷物預けを済ませます。
山頂は気温が3度以上違うことが多く、更に下山ではかなり体感温度は低く感じるので、山頂で必要な荷物はこのタイミングで預け、運営に運んでもらいます。
山頂ではコーヒーセットを持って上がる参加者もいて、下山までの待ち時間の楽しみを見越して準備している方もいました。
スタート整列が続々と始まりました。
右手に見えるのが、地元、山梨県立韮崎工業高等学校の太鼓部のみなさん。毎年恒例となっている選手の送り出しを今年もご協力いただき、選手のスタートを鼓舞しました!
こちらは今年初登場!川越から獅子の会のみなさんが応援に駆けつけてくれました。
いよいよスタート!会場からはまずパレード走行(レース区間ではなく、スタート地点までの移動区間)をしてスタートを目指します。
ここからはコースの途中に出て撮影した様子をお伝えします。
雲の中を進む
コースは半ばに差し掛かると、景色が一気に霧に包まれました。
じとっとした空気の向こう側から、選手の息遣いが聞こえてきます。
沿道のスタッフも選手を応援します。
「あと1kmで急坂終わり〜!」・・・それがながい・・・(笑)でも、ありがたい声かけです。
コース途中には給水ポイントが用意され、選手の喉を潤します。体にかける人も多数!
スタッフの声に励まされながら進んでいきます。
こんな急所や激坂を抜けて、ひたすらにゴールを目指します。
いよいよゴール!
私も後半4kmだけですが、みなさんと一緒にコースを走ったのですが、なんの練習もしていない身体には本当にきつかった・・・
ゴール後は、道幅が狭く急コーナーが続くため、全員がゴールしてから、グループ分けをして下山をしてきます。
みなさん荷物預かりで預けた上着などを羽織って降りていきます。
ゴール後、忍者さんに出会いました。
この後の表彰式で仮装賞を受賞した田中さん。なんと今年で連続3度目の受賞!見ての通りですが、暑いそうです(笑)
さて、下山して会場にもどったら、すぐに表彰式!各カテゴリーの表彰を行います。
今年は女子の上位3位には「武田三姫賞」と称して、1位:信玄の本妻、2位:信玄の母、3位:信玄の側室が贈られました。細かい・・・(笑)
そして、総合24位以内に入った選手は「武田二十四将賞」として表彰台に登るのがこの大会のお決まり!
昨年の24将ラインは52分00秒。今年はなんと50分44秒。レベルがあがっています・・・!
戦国ヒルクライムで食べた!韮崎の食
最後に、大会で提供された韮崎の食をご紹介します。
桃
初夏〜夏に獲れるおいしい桃を、実行委員スタッフの実家が桃農家ということで、特別に提供されました!
入賞商品としても振る舞われました。
夏の果物、桃を使った「桃カレー」
昨年から大好評、地元の食材を使った「桃カレー」がこの日限定100食振る舞われました。
意外な組み合わせに見えますが、カレーにりんごを入れるように、さらにジューシーな味わいが本当にマッチしてとても美味しい!
地元のお母さんたちの手によって、カレーを振る舞ってもらいました。
韮崎のキャラクター「ニーラ」も一緒に桃カレーを彩りました。
信玄餅
ゴール後、会場で信玄餅が振る舞われました!
おみやげに買う方も多いのでは?嬉しいサービスでした。
にらまん
韮崎のB級グルメとしてじわじわ知名度を上げている、ニラのまんじゅう「にらまん」。まんじゅうといっても、小さなお好み焼きのようで、食べごたえバッチリ!ちょい食いにピッタリです。
かき氷
夏といえばかき氷!会場で食べることができ、前日から大盛況でした。
すいか
ゴール後、山頂ではあまーいスイカが振る舞われました。汗をかいた体にしみます。
フォトムービー
おわりに
いかがでしたか?
山梨、そして韮崎の食や自然の魅力がたっぷりつまった、戦国ヒルクライム in 韮崎・甘利山。
毎年毎年、甘くない坂だと言って、登っている途中はなんでこんなことしているんだ・・・と思うのに、ゴールするとすべてが吹っ飛んでしまう。達成感と次への目標がふつふつと湧いてくるのは、ヒルクライムの不思議で面白いところですね。
次回も事故なく、より安全な大会とスムーズな運営を徹底していきたいと思いますので、二十四将目指して、来年もみなさまのご参加をお待ちしています!
次回大会は「あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE」
7/29、日本でトップクラスに暑い地域である「熊谷」で、「あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE」開催!
ランもバイクも楽しめる、一日レースを堪能するイベントです。
選手のみなさんと一緒に、スタッフも一年で一番アツさと戦うイベントです(笑)
またレポートにてご報告しますので、どうぞお楽しみに!
⇒あついぞ!熊谷 BURNING MAN RACE 大会WEBサイトはこちら